一般財団法人温知会 会津中央病院

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「誰もが自分らしく働けるように」DE&Iを実現するユニフォーム
会津地域の救命救急を担う 災害拠点病院の使命も
福島県の医療圏は浜通り、中通り、会津の3つに分けられています。
このうち会津地域の3次救急を担うのが会津中央病院です。
脳梗塞や心筋梗塞、交通事故による外傷など、2次救急では対応できない重篤な患者さんを24時間365日体制で受け入れています。災害拠点病院としてDMAT(Disaster Medical Assistance Team)の役割も持ち、災害が発生したときに迅速に医療支援を行う専門チームも備えます。さらに2022年には「がん治療センター」を立ち上げ、がん治療と予防に取り組んでいます。
性別や年齢の違いを認め合い、力を発揮できる環境を実現する

会津中央病院では、6年ごとにスタッフのユニフォームをリニューアルしています。
「誰もが自分らしく働けるユニフォームにしたい」
今回、新しいユニフォームを選ぶにあたり、「DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)」を重視しました。DE&Iとは「多様性(ダイバーシティ)、公正性(エクイティ)&包摂性(インクルージョン)」(DE&I)の頭文字を合わせた言葉です。性別や年齢などの違いを認め合い、お互い力を発揮できる環境を実現するという概念として、広がっています。
男性、女性関係なく着用できるデザインや色を探したときに、フォークのジップスクラブに出会い、採用に至りました。看護部のスクラブは男女兼用で、ブルーとピンクの2色。スクラブとパンツそれぞれ4組支給されるので、自由にカラーの組み合わせを選べます。
「休み明けのテンションを上げたい日はピンク、引き締まった気持ちで臨みたい日はブルーと使い分けているスタッフもいます」以前は深みのあるカラーだったこともあり、患者さんからは「明るくなったね」とほめられるそうです。

「初心を忘れずに患者さんに向き合う」 ロウソクの刺繍に込めた思い

もう一つこだわったのがスクラブの左袖の刺繍です。Nurse(看護師)のNの頭文字の先に刺繍された赤いワンポイントが目を引きます。実はこのワンポイント、戴灯式※1で使う「ロウソク」をモチーフにしたもの。
戴灯式は、看護学校などで学生が初めて病院実習に臨む前に行う儀式です。
火をともしたロウソクを胸の前で掲げ、看護の仕事に尽くすことを誓う
「ナイチンゲール誓詞」を読み上げた、初心を忘れずに目の前の患者さんに向き合うーー。
刺繍にはそんな思いが込められています。





PHSからスマートフォンに切り替え、電子カルテとの連携など院内のDX化も進む会津中央病院。
医師や看護師、病院スタッフが一丸となってきょうも会津地域の医療を支えます。


※1:戴灯式
ナイチンゲールの精神を「灯り」で受け継ぐ現代的な儀式
戴灯式は、ナースキャップの廃止に伴い、戴帽式に代わるセレモニーとして行われるようになった儀式です。
こちらは、ナイチンゲールがランプの灯りを頼りに患者を見守った精神を受け継ぐことに重きを置いています。
ご着用いただいている品番

7068SC
レディスジップスクラブ
肩ニットで動きやすい、スレンダーシルエットのレディースジップスクラブ。伸縮性のある畦編み(あぜあみ)ニットを後ろ肩部分に採用したことで、腕の上げ下げなど大きな動きがしやすく快適です。そして伸縮性のある素材のノンPUストレッチは、ポリウレタンを使用せずに高伸縮性を実現。イージーケアも魅力のバランスの取れた素材です。

7042SC
スクラブ (PANTONE)
さりげない配色がアクセントのユニセックススクラブ。着用すると隠れる首元の配色の見返しがおしゃれ。人気のPANTONEスクラブに重量拡散のPHSポケットを追加し、Vネック部分に配色の切り替えをアクセントにしたスクラブ。使用している「スクラブポプリン」はポリエステル65%、綿35%のダンガリーシャツのような肌触りと、使い込むほど風合いの出る素材感が特徴です。