医療法人社団創生会 おとめがわ病院
- 精神科病院
- 岩手県
「患者さんの人生を見つめ、ともに歩む」
「患者さんの人生を見つめ、ともに歩む」
おとめがわ病院は、精神科病院として1963年(昭和38年)に岩手県水沢市(現・奥州市)に開設されました。
胆江(たんこう)病院という名称だった同院は、2018年の新病棟開設に合わせて「おとめがわ病院」に改称しました。
おとめがわの名前は、病院のそばを流れる乙女川にちなんだそうです。
同院は「心を癒し、心が和む医療」を目指して、地域医療の一翼を担っています。
認知症の患者さんの受け入れ医療機関として岩手県から指定を受け、岩手県南部全域から患者さんが訪れます。
佐々木看護部長は「病気だけではなく、患者さんの人生を見つめ、ともに歩んでいくことが当院の姿勢です」と説明します。
創立60周年を機に、ユニフォームを一新
おとめがわ病院では、2023年の創立60周年を機に、ユニフォームを一新しました。
新しく採用したのはワークウェアブランド「ディッキーズ」のスクラブ。
「前は全身が白のユニフォームだったんです。ディッキーズブランドだと職員のモチベーションが上がり、職員採用のアピールポイントにもなると考えました。私がディッキーズが好きということもあるのですが(笑)」(佐々木看護部長)
売り手市場の今は、看護学生たちから「ユニフォームはどんな感じですか?」と質問を受けることも多いそう。
ユニフォームは働く病院を決める上でポイントの一つとなっているようです。
同院では、半年ほどかけてカタログで候補を絞り込みました。
その上で職員にアンケートし、希望を聞いたといいます。
新ユニフォームのポイントの一つが、職種ごとにカラーを分けていること。
看護師はミリーピンク
看護助手はセージグリーン
周辺業務担当であるクリーンワーカーはブルーストレーキの3色です。
パンツはネービーを組み合わせています。
カラーに加え、スクラブは首回りや腰回りがゆったりしているため、動きやすさも利点です。
チーム医療の一体感をユニフォームで表現
実は、3色のカラーにはある思いが込められているといいます。
佐々木看護部長はこう説明します。
「クリーンワーカーは水、看護助手は草などの緑、そして水や緑があるからこそ看護師の花が咲く、という思いを込めました。さまざまな職種の人がいて、成り立っているのが病院です。チーム医療を重視しているので、ユニフォームで一体感を出しました」
ビビットなカラーのスクラブは、スタッフから「モチベーションが上がる」と好評です。
病院内で目を引くため、患者さんやご家族からも声がかかるそうです。
「白のときは、どうしても病院のイメージが強くなっていました。
『新しくなって明るくなったよね』とおほめの言葉をいただきます」
働くスタッフにとっては士気が上がり、患者さんとご家族にとっては気持ちが明るくなる。
おとめがわ病院の新ユニフォームには、心温まるストーリーがありました。
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