想いをつなげるスクラブリレー

国の境目が、生死の境目であってはならない。

想いをつなげるスクラブリレー

第一回 医師 加藤 寛幸(国境なき医師団日本 会長)

国境なき医師団との関わり

2015年3月22日付で、国境なき医師団日本の新会長に就任した、加藤寛幸医師。
加藤会長は、小児救急、熱帯感染症の専門家で、2003年にMSFの医療・人道援助活動に参加。
2012年にはMSF日本の副会長に就任し、黒﨑伸子前会長とともにMSF日本の活動を牽引。

医療があれば、救える命を救うために。

初めてMSFの門を叩いてから、もう20年以上経ちます。小児科医として何を目標に取り組むべきか悩んでいた時、国境なき医師団派遣スタッフ募集の案内を目にして、これだ、と直感的に思いました。恩師の「自分の損得を忘れて、やるべきことをやりなさい」という言葉も背中を押しました。

これまでインドネシアやパキスタンなどに赴きましたが、どれも印象深い体験です。なかでも強烈だったのは南スーダンの体験でしょうか。薬さえあれば助かるはずのマラリアや、ワクチンさえあれば防げるはずの破傷風で命を落としていく多くのこどもたちとの出会いが衝撃的で、勤めていた病院を退職しMSFの活動に専念することを決めました。

いろいろな意味で限られた条件のなかで、目の前の問題に向き合わなければならない体験はハードですが、これが今、自分が最も取り組みたい仕事ですね。

それぞれができる、「支援のかたち」をみつけてほしい。

私はMSFで活動する道を選びましたが、現地に行くことだけが支援ではないと思っています。想いがある方はぜひ、それぞれの条件や状況のなかで可能なかたちを探していただきたいと思います。
困難な生活を強いられている人たちに関心を持つこともひとつ。

国境なき医師団スクラブについているロゴが日常の診療現場で、多くの方の目に触れるようになるのは、非常に大きな意味があると感じでいます。日本ではまだ、MSFの活動はもちろん、人道援助が特別なもののように扱われがちです。しかし日本とは異なる過酷な状況下で暮らす人たちを、目の前にいる人に手を差し伸べるのと変わらず支援する社会になったらと願わずにはいられません。

様々な方法で支援してくださる皆さんすべてがMSFの一員です。これからも皆さんの想いを支援を待つ人たちに届けるべく、活動を続けて行きたいと思います。

プロフィール

プロフィール

加藤寛幸

国境なき医師団日本会長

Doctor Hiroyuki Kato
特定非営利活動法人 国境なき医師団日本 会長

小児救急、熱帯感染症の専門家。
2003年にMSFの医療・人道援助活動に参加。
2012年にはMSF日本の副会長に就任し、黒﨑伸子前会長とともにMSF日本の活動を牽引。
2015年3月22日付で、国境なき医師団日本の新会長に就任。

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